来る4月に2つの講演会を開催いたします。事前予約は不要ですので、ご関心のある多くの方にご来聴いただければ幸いです。
(1)
ヴェーラ・トルツ
‘Reframing Russia for the Global Mediasphere: From the Cold War to the 'Information War'?’
コメント:巽由樹子
4月7日(日)13:30--15:30
早稲田大学・早稲田キャンパス 14号館407
使用言語:英語
(2)
ヴェーラ・トルツ
‘Hybrid memory regime’ in a neo-authoritarian state: Commemorating the 1917 revolution for Russian and overseas audiences.’
コメント:塩川伸明、高橋沙奈美
4月17日(水)13:30--16:00
東京外国語大学・府中キャンパス 研究講義棟4階 海外事情研究所
使用言語:英語
Prof. Vera Tolz (The University of Manchester)は、東方を包摂したロシア帝国のイメージの形成を論じたRussia's own Orient : the Politics of Identity and Oriental Studies in the Late Imperial and Early Soviet Periods (Oxford University Press, 2011)で知られる歴史家です。現代情勢への関心も深く、Lohr, E., Semyonov, A. & Tolz, V. (eds.), The Empire and Nationalism at War (Slavica Press, 2014)でプーチン・ロシアの「記憶の政治、歴史の政治」を論じるとともに、現在、英国で'Reframing Russia'という現代ロシアのメディア分析の研究プロジェクトを進めています。上記の講演では、このプロジェクトの内容の紹介とともに、表象、記憶、情報と文化の戦争が注目される情勢下での、ロシアの歴史的イメージ形成とメディア言説の関係が論じられる予定です。
主催:科研(基盤B)「ロシア・ウクライナ・ベラルーシの交錯―東スラヴ文化圏の領域横断的研究」(代表・沼野恭子) 共催(4/7):早稲田大学ロシア研究所 連絡先:巽(東京外国語大学) tatsumi<アット>tufs.ac.jp
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